人間嫌いのアラサーホステス愛彩 (@arisa74m) です。
いよいよ2020/1/10に「カイジ ファイナルゲーム」が公開となります。
ということで、ファイナルゲームへ向けて1作目「カイジ 人生逆転ゲーム」の内容をおさらいしていきます。
映画公開前に前作を観たい方はこちら
カイジ1作目 人生逆転ゲームのあらすじ(ネタバレ)
コンビニのバイトでその日暮らしをしている伊藤カイジ(藤原竜也)は、連帯保証人になっていた友人の借金を肩代わりすることになってしまいます。
もちろん、フリーターのカイジに返済能力はなく、金融会社の社長遠藤凛子(天海祐希)に「エスポワール」への乗船を勧められます。

このエスポワール号は、カイジと同じく借金を背負うも返済ができない「人生の負け組=クズ」が集められギャンブルをするというものでした。
このギャンブルを取り仕切るのは帝愛グループ。幹部の利根川(香川照之)がゲームの説明を行います。

勝てば生還できるが、負ければ人間の尊厳さえも認められない地下行き。
生き残るには勝って胸に付けられた星のバッチを3つ以上手に入れなければいけません。
今まで人生に負け続けているクズたちの駆け引きが続きます。
ゲーム①じゃんけん
手持ちのグー・チョキ・パーの絵が描いてあるカードから1枚選んでじゃんけんをする。
時間内にカードを使い切らなければいけない。
勝ったものは負けたものから星を取れる。
あいこは星の受け渡しはなし。
星がなくなった時点で負け。
至ってシンプルだが運以外に必勝法のないこのゲームで生き残る方法を提案してきた男、船井(山本太郎)と勝負をします。
船井の提案は、グーチョキパーの順番でお互いカードを出し、全てあいこでカードを使い切ろうというもの。
話しに乗ったカイジですが、まんまと船井に騙されて星を失ってしまいます。
その後もみ合いの末カードに血がつき目印が出来たのを、船井もカイジも見落とさず船井はその場の全員にカードシャッフルの提案をします。
血の目印が付いたカードをカイジに渡してその後カイジへ勝負を申し込み、確実に勝とうという作戦でした。
しかしカイジの方が1枚上手。石田のおっさん(光石研)と手を組み血の付いたカードを別のものにすり替えていたのです。
こうして勝負に勝ったカイジですが、石田のおっさんはカードを捌ききれず地下行き。それを見捨てられずカイジも地下へと行くことになります。
地下では帝愛グループの奴隷として強制労働が課せられます。
賃金は円ではなく独自通貨の「ペリカ」。娯楽は何もなく食事もまともに出されない環境の中、労働終わりに並ぶ売店のビールや焼き鳥の誘惑は強烈なもの。
早くお金を貯めて地上に上がろうと思っていたカイジですが、人生の負け組であるカイジがその誘惑に勝てるはずもなく、まんまと乗せられてしまうのです。
そんな中、地下の救護室で佐原(松山ケンイチ)と出会います。

体調を崩していた佐原ですがお金がないためまともな治療を受けさせてもらえず、薬代がかさみついに「ブレイブメンロード」行きとなってしまいました。
それは地下でさらに借金を作ったものが連れていかれるところで、唯一地上に生還できる可能性のある場所でもああります。
地上に生還できる可能性に賭け、カイジと石田のおっさんも佐原とともにブレイブメンロードに参加することに。
ゲーム②ブレイブメンロード

1000万の金券を持ち、2棟超高層ビルの間に渡された高圧電流の流れている鉄骨を渡り切る。渡り切ったら1000万もらえるが、落ちたら即死。ただそれだけのルールです。
しかし、その極限状態の中次々と落ちていく挑戦者。
恐怖に負けて自ら飛び降りる者、鉄骨に手をついて電圧で落ちていく者、風の幻覚を感じて落ちていく者。
渡り切った先のビルではゲームの様子を楽しむ金持ちと帝愛グループの会長がいました。
最後まで残った3人ですが、石田のおっさんがカイジに金券を託します。
自分はカイジのように強い人間ではない、渡り切ることはできない。ここでもう死ぬからお金を娘に渡してほしい。
一緒に渡り切ろうと説得するカイジですが、次に振り返った時にはもうすでに石田のおっさんの姿はありませんでした。
カイジに不安を与えないために声を出さず、静かに落ちていったのです。
そうして、鉄骨を渡り切ったカイジと佐原ですが、ビルのドアを開けるとき、風圧で佐原は飛ばされてしまいます。
鉄骨を渡り切ったカイジでしたが、渡されたのは1000万から借金を差し引いた75万3200円。
石田のおっさんの分のお金はもらえず怒るカイジに、帝愛グループ会長の兵頭(佐藤慶)がE(エンペラー)カードでの勝負を提案します。
ゲーム③Eカード

皇帝・市民・奴隷と3種類のカードのうち、皇帝1枚、市民4枚と奴隷1枚、市民4枚で勝負をします。
市民は奴隷よりも強いが皇帝には勝てない。しかし、何も失うものがない奴隷は皇帝よりも強い。カードを1枚ずつ出し勝負をするもの。
対戦相手は利根川です。
利根川は不利な奴隷側を選んだにも関わらず2連勝します。
しかし、カイジはゲーム中の利根川の様子に違和感を覚えます。カードを選ぶ間、カイジの表情を探るわけでもなくずっと自分の手元を見ているのです。
地下労働の際に身体に埋め込まれたチップから心拍数などを見てカードを読み取っていると気づいたカイジですが、持ち金を全て使ってしまったためゲームは終了。
地下へ連れていかれる途中「利根川の手のうちは読めた。次は絶対勝てるから金を貸してくれ。こんな気色悪いところから一緒に逃げ出そう。」と凛子に持ち掛けます。
話に乗った凛子と共にゲーム会場へ戻り再スタートです。

まず、テーブルの上に奴隷と市民のカードを1枚ずつ置きます。マイクロチップのデータを狂わせるために、自らの頭を打ち付け出血させ、同時にカードに血の目印を付ける。利根川が会長と話している隙に、カードを入れ替える。
もちろん利根川は優秀な男なので、すぐに血の印に気付きます。
そして疑います。本当にこの血のついたカードは奴隷なのか。いくらクズのカイジでも血が付いたことを見落とすはずはないのではないか。
ここで、エスポワールでのカイジと船井の対戦を思い出します。カードを入れ替えていると気づいた利根川はカイジが出したカードが奴隷に見せかけた市民だと確信して皇帝を出すのです。
カイジはここまで読んでいました。
利根川は優秀な男だ。だからこそ疑う。疑って疑って導き出した自分の答えを疑うことはない。優秀ゆえにおごりがある。
利根川が疑うことを見越して、カイジは何も細工をしていなかったのです。最後に出された血の付いたカードは奴隷。カイジの勝利です。
カイジは5億を手に地上に、利根川は地下へ連行されます。
5億を山分けし、凛子と地上で祝杯をあげていたカイジですが、ビールに睡眠薬を入れられ金を持ち逃げされてしまいます。
無一文に戻ったカイジですが、石田のおっさんに託された金券を娘の裕子(吉高由里子)にこっそり渡すのでした。

カイジのみどころ
演技派ぞろいのキャスト

主演の藤原竜也をはじめ豪華で演技派の役者さんばかりで、とても見ごたえがあります。
借金の取り立てをしている天海祐希なんてもう大迫力。
香川照之演じる利根川も本当に気味が悪いです。
ゲームの迫力

前述の通り、ゲームのルールはいたってシンプルなもの。
そこに命や人生が賭けられることで、大迫力のゲームになっていくのです。
「金はクズの命なんかよりもずっと重い」という利根川のセリフや
帝愛グループの金持ちのお客様たちの、鉄骨渡りを見ながら「自分の安全を楽しむ」というスタンス
ゲームのいたるところに気色悪さが感じられます。
藤原竜也がかっこいい

藤原竜也は当時27歳。カイジの情けない表情やゲーム最中に考えている表情、誘惑に負けていく表情。どれをとってもどこか幼くかわいいです。
私が一番好きなのは、
バイト帰り、すれ違ったカップルの彼女の谷間が見れた時の笑顔。
初めての給料日にビールや焼き鳥の誘惑に勝てず、おどおどしながら買いに行くところ。
もうほんとかわいい!
映画のラスト、ただ街中を歩いているだけのシーンはこれはこれでかっこいいです。
スタイルがいいので、歩いているだけでかっこいい。
また、最近よくものまねをされている「キンキンに冷えてやがる」という名言もカイジ1作目から出てきたものです。
このセリフはカイジファイナルゲームでも出てきているようなので要チェックです!
映画「カイジ ファイナルゲーム」に向けて3分で分かるカイジ
1作目の人生逆転ゲーム、2作目の人生奪還ゲームの2つの説明を3分にギュッとまとめたものです。
最後のご挨拶
1作目のカイジ人生逆転ゲームからはもう10年。当時見たけど内容まで覚えてない…
という方のお役に立てれば幸いです。
ぜひ1,2作目を復習してから映画館へ足を運んでみてください!
本日も最後までお付き合いいただきありがとうございました。
愛彩
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