人間嫌いのアラサーホステス愛彩 (@arisa74m) です。
いよいよ2020/1/10に「カイジ ファイナルゲーム」が公開となります。
ということで、ファイナルゲームへ向けて2作目「カイジ2 人生奪還ゲーム」の内容をおさらいしていきます。
カイジ2 人生奪回ゲームの詳細あらすじ(ネタバレ)
1作目の人生逆転ゲームで勝利し地上に生還した伊藤カイジ(藤原竜也)でしたが、根っからのクズのカイジは1年も経たず、またも借金を背負い地下へ戻ってしまいます。
借金を返済できなかった労働者たちの中でチンチロというギャンブルをするカイジ。
相手は1作目から変わらず地下で労働をしている班長(松尾スズキ)です。カイジは地下の班員の仲間と協力し班長のイカサマを暴きます。

イカサマギャンブルで班長に巻き上げられた金を奪い戻したカイジ達は、1日の外出許可を得ることに。
しかし全員で地上にでるのではなく、班員の願いはカイジ一人が地上にでて全員の借金総額2億円を稼ぎ出してもらうことだった。
期限は2週間。
2週間で班員から託された109万円を2億にしなければなりません。
炊き出し場で偶然にも前回戦った相手、利根川(香川照之)と再会したカイジ。

利根川に人生のあらゆる場面で大事なのは「1に勇気、2に度胸、3に覚悟」だと言われ、賭け将棋を持ちかけられるも、5万を失う。
その代わりに利根川に帝愛グループが経営する裏カジノの存在を教えられます。
裏カジノでは家族に逃げられ独り身になった男、坂崎(生瀬勝久)から「沼」と呼ばれるパチンコ台について聞かされます。
沼との勝負

沼はレート1000倍のパチンコ台。
「釘の森」と「3段クルーン」の二つの難関があります。
1段目は3分の1、2段目は4分の1、3段目は5分の1の確率で勝て、当たれば過去の人たちがつぎ込んだ分の玉まで吐き出す。10億以上の金が手に入るのです。
カジノには会員カードで引き落とせる裏ATMがあり、1000まで引き出せます。しかしその日のうちに返済が出来なければ地下労働行きです。
過去に当てたのは帝愛グループの会長兵頭(佐藤慶)と幹部の黒崎(嶋田久作)のみ。
台が完全に店側にコントロールされていると察したカイジは坂崎と組み沼へ挑むことにします。
坂崎は裏カジノの従業員、裕美(吉高由里子)を仲間にしており、沼の攻略法を練っていたのです。
裕美と顔を合わせたカイジは驚きを隠せません。裕美は前回ブレイブメンロードで共に戦った石田のおっさんの娘でした。
父親が帝愛グループに殺されたと知った裕美は復讐のために坂崎と手を組んでいたのです。
坂崎の作戦は、は釘の目の設定が甘い日に、磁石で玉の軌道を歪ませて穴に入れるというもの。
しかし、裕美はもともと坂崎側ではなく、店の支配人である一条(伊勢谷友介)についており、坂崎は全てを失います。
裕美は父のような弱者にはなりたくない。私は常に勝つ可能性の高い方にベットするのだと。
坂崎とカイジへ一条は新たなゲームを提案します。
姫と奴隷
ライオン2頭と姫が入った3つの檻の前で、ボタンを1つ選びます。
姫の檻が開けば勝利、ライオンの檻を開けてしまえばそのままライオンの餌食に。
姫はその番号を知っていますが、正解を口にするかは分かりません。
1作目のブレイブメンロード同様、ライオンの餌食になる挑戦者を前に盛り上がる観客たち。相変わらず狂った連中です。
カイジが挑戦するとき、姫役には裕美が出てきました。裕美は「3番」だと言います。
前回じゃんけんカードで対戦していた船井(山本太郎)が現れ「2番」だと。2人が嘘を言っていると踏んだ坂崎は「1番を押せ」と言い、カイジを混乱させます。
そこへ利根川が一言「決断の時に大切なのはなんだ。覚悟だ。」とつぶやくのです。
その言葉を聞きカイジは「3番」を押し見事勝利。賞金を手にします。
炊き出し場で利根川が言っていた言葉「1に勇気、2に度胸、3に覚悟」つまり、覚悟を決めろというのは「3番を押せ」ということだったのです。
帝愛に復讐したい利根川はカイジと坂崎の仲間になります。そして、帝愛から逃げてきたという裕美も再び仲間になることに。
こうして沼への挑戦が始まります。
釘の森の攻略

作戦は、玉を小さいものへすり替えるというもの。
勝負当日、釘の森は一番通りにくい設定Cになっていましたが、作戦通り玉はするすると釘の間を通り抜けます。
引っ越し業者を装い玉を小さいものへすり替える作戦でしたが、一条はそれを見越していました。またも裕美が裏切ったのです。
イカサマは全財産没収。玉の大きさを確認する一条でしたが、正規のサイズと全く同じ。
カイジと利根川は玉のすり替えは行っていませんでした。
ではなぜ玉が釘の間を通っていくのか。一条は釘の間隔を調整するゲージの方がすり替えられていたことに気付きます。
しかし、釘の森を突破したところで、3段クルーンが待ち受けています。
3段クルーンの攻略

クルーンそのもの、台自体、ビル全体を傾けて、当たりの穴には入らない仕組みがされていました。
そこでビルの最上階に大きな水槽を作り、水の重さでビルを反対側に傾ける。クルーンの傾斜を帳消しにするという作戦。
一条もすぐに傾斜の異変に気付き、対抗します。
ですが、一条が作った傾斜のおかげで玉の排出口が塞がれ、出口を失った玉がクルーン上に溢れるという事態に。玉を入れ続ければ、穴に押し込むことができます。
そしてなりふり構っていられなくなった一条はついに最後の手段を使います。
それは当たりの穴から風を出して玉を入れさせないというものでした。
吹き出る風に玉は何度もはじかれてしまいます。穴に入れるには玉を押し込むしかありません。しかし、押し込むだけの玉の数はなく、資金が底をついてしまいます。
そこで、利根川が裏ATMを使い1000万をつぎこみます。従業員も裏ATMのカードを持たされていたのです。
これでカイジの勝利かと思いきや、穴に押し込むだけの玉数には及ばず。絶望しかけていたとき、裕美がカイジ側に寝返って裏ATMを使ったのです。
見事勝負に勝ったカイジたちは、借金を返し残りの金を山分けします。
最後の最後、利根川がカイジに因縁のEカードでの勝負を持ち掛けます。
金をトランクに入れ車内でゲームをする2人でしたが、トランクから煙がでて、挙句爆発してしまいます。
しかし、車の爆発は利根川の演出で本当の金は利根川の手元にあったのです。
そんなことは露知らず、また無一文に戻ったカイジですが、カイジのおかげで解放された地下の仲間たちと祝勝会をあげ、幸せそうに帰路につきます。
カイジ 人生奪回ゲームの感想

キーワードは「押せ」
劇中随所に「押せ」という言葉が使われています。
今回の敵である一条も、カイジと同じく友人に騙され借金を背負いブレイブメンロードへ挑戦した一人だったのです。
そこでは仲間のはずだった班員に裏切られ、蹴落とされそうになりますが、自分が生きるために仲間を押して、突き落として前に進むほかありませんでした。
そんな過去があるからこそ、カイジも同じく石田を押して自分だけ生き残ったのだと裕美に吹き込みます。
「姫と奴隷」では観客から「(ボタンを)押せ」のコールが鳴り響きます。
沼との対決では排出口を塞がれ行き場のなくなった玉が当たりの穴へ押されていきます。
今までその沼に飲み込まれてきた多くの人の命が積み重なり、当たりへと押しているのです。
「押せ」という一言に、仲間を押し倒す、蹴落とすという意味と、仲間に後押しをされるという真逆の二つの意味を持たせてあって、ストリーに深みが生まれています。
ゲームは1作目の方が良かった
前回よりもゲームの数が少ないです。
「姫と奴隷」は心理戦ですが、「沼」に関しては力業感が否めません。
前述の通り今作のテーマが「押せ」なので力業になってしまうのも無理ないのかもしれませんが、あまりざわざわしない展開でした。
藤原竜也がかっこいい
藤原竜也が見たくて見ているようなものなので、内容はとりあえず置いておいて
1作目よりもカイジ自身が成長しているからか、前回の情けない感じが少なかったです。
地下の仲間の期待を一身に地上に来ているから終始きりっとした感じです。
かっこいいんだけど、前作のあのへろっとした感じも好きだったので少し寂しいかな…
逆に伊勢谷友介演じる一条の方がちょっと情けない感じがあってかわいかったです。
映画「カイジ ファイナルゲーム」に向けて3分で分かるカイジ
1作目の人生逆転ゲーム、2作目の人生奪還ゲームの2つの説明を3分にギュッとまとめたものです。
最後のご挨拶
結論、私はカイジ1作目の方が好きです!
2もおもしろいけど、どちらかというと1の方が好きかな。1の方が迫力があった。
ファイナルも全て福本先生オリジナルのゲームだそうなので、期待が高まります!
ファイナルゲームも見たらすぐに記事上げますね!
本日も最後までお付き合いいただきありがとうございました。
愛彩
コメント
Awesome post! Keep up the great work! 🙂